ワインバーに飾った帯が生んだ会話のきっかけ|アートは会話を繋ぐ
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ワインバーに、飾られている帯
自由が丘のWine Bar A to Y様に
帯を飾らせていただいて、もうすぐ一年になります。
先日、マスターからこんなお話を伺いました。
言葉を探す、静かな時間
ある日ご来店されたのは、
20代の女性と、そのご婦人。
結婚後すぐに海外赴任が決まった息子さんと、
その奥様とお義母様だったそうです。
息子さん抜きで、初めての食事。
どこか緊張の漂う、静かな時間だったといいます。
ふと目を留めた、その一言から
そのとき、
カウンターに飾ってあった帯フレームに目を留めた奥様が、
「お義母さん、お着物のご趣味はいつからなんですか?」
と声をかけたそうです。
二十代の頃から着物文化を好きになり、
子育ての合間に少しずつ揃えてきたこと。
今も、お出かけの際には着物をお召しになること。
帯をきっかけに、
ご婦人のこれまでの時間が、そっと語られはじめました。

会話がつないだ、これまでとこれから
やがて奥様は、こう言われたそうです。
「今度、私にお義母さんの着物を着付けてもらえませんか?」
その言葉に、
ご婦人は破顔して喜ばれたといいます。
後日、着物姿のお二人は
わざわざ3階のお店までいらしてくださり、
「とても良い関係になれました」と
マスターに報告してくださったそうです。
帯を飾るということ
飾ってあった帯が、
会話のきっかけになった夜。
帯を切らずに飾るということは、
ただ形を残すことではなく、
誰かの時間や文化を、
そっと空間に置いておくことなのかもしれません。
<展示店舗>
Wine Bar A to Y
自由が丘駅 正面口徒歩5分

【帯を切らずに飾る額縁とは】
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